初心者向け:主要証券会社のNISA対応比較とおすすめ証券口座
はじめに
NISA(少額投資非課税制度)を始めるにあたって、「どの証券会社で口座を開設すればいいのか?」と悩む方は多いでしょう。特に人気のネット証券であるSBI証券や楽天証券と、馴染みのある**メガバンク系列(例:三菱UFJや三井住友銀行系列)**の証券口座ではサービス内容が大きく異なります。本記事では主要な証券会社6社(SBI証券、楽天証券、三菱UFJ系、三井住友銀行系、松井証券、野村證券)を中心に、以下の比較基準でどこが初心者に最適か検討します。
- 手数料(取引手数料、口座管理料などコスト面)
- 取扱商品数(株式、投資信託、ETF、債券など投資商品のラインナップ)
- NISA対応(つみたてNISA、新NISAでのサービス対応状況)
- スマホアプリの使いやすさ(UI/UXや機能性、口コミ評価)
- サポート体制(店舗窓口・電話・チャット対応などの充実度)
また、ユーザーの実体験(「大手銀行でNISA口座を作って後悔した」話)も交えつつ、最後に初心者におすすめの証券会社を提案します。これから投資を始める人や「なんとなくNISAはやっているけど…」という人でも分かりやすいよう、比較結果を表でまとめて解説します。
手数料で比較:ネット証券は圧倒的にお得
**結論:ネット証券の手数料は大手証券より圧倒的に安いです。**以下に各社の株式売買手数料の違いをまとめます。
- ネット証券(SBI・楽天など):国内株の売買手数料は無料~格安です。SBI証券・楽天証券は2023年から国内株取引手数料を完全無料(0円)にしました。松井証券も1日定額制で1日50万円まで手数料無料、マネックス証券やauカブコム証券(現・三菱UFJ eスマート証券)も10万円の取引が約99円と格安です。もちろん口座管理料はどこも無料です。
- 大手証券・銀行系(野村證券、SMBC日興など):手数料は高めです。例えば野村證券の場合、オンライン取引でも10万円の約定で約152円、100万円で1,048円もの手数料がかかります。対面で担当者経由の取引になるとさらに割高です。また銀行で販売される投資信託には購入時手数料が3%前後かかる商品も多く、コスト面で不利になりがちです。
取扱商品数で比較:豊富さが違う
ネット証券は商品のラインナップが非常に豊富です。SBI証券や楽天証券では投資信託を2,500本以上扱っており、低コストのインデックスファンドから話題の新商品まで選び放題です。外国株式も米国株を中心に数千銘柄に投資できます。ETF、REIT、IPO(新規公開株)などあらゆる商品が揃うため、投資の幅が広がります。
一方、銀行や対面証券は取扱商品の選択肢が限定されがちです。金融機関によって扱う投資信託に偏りがあり、「狙っていた投資信託がその銀行では買えなかった」というケースもあります。また低コストの商品より、自社系列の投信や手数料の高い商品を勧められる傾向があります。
NISA対応で比較:つみたてNISA・新NISAはネット証券有利
つみたてNISAや新NISAを活用するならネット証券が有利です。つみたてNISA対象ファンド数を見ると、SBI証券は約248本、楽天証券も241本とほぼ全ての対象商品を網羅しています。毎月100円からの積立設定も簡単で、楽天証券なら楽天カード決済で1%ポイント還元が受けられるなどお得な仕組みも人気です(SBI証券も0.5%~のクレカ積立あり)。
2024年開始の新NISAでも、主要ネット証券は非課税枠拡大に合わせてサービスを強化しています。SBI証券・楽天証券では国内株の売買手数料を恒久無料化し、新NISAでもコストゼロで取引可能。商品ラインナップも拡充し、非課税枠を最大限活かせる環境が整っています。
なお、NISA口座は1人1社のみしか持てないため、最初の金融機関選びが肝心です。途中で金融機関を変更する手続きは煩雑なので、最初から評判の良い証券会社で開設することをおすすめします。
スマホアプリの使いやすさで比較
各社ともスマホ用取引アプリを提供していますが、SBI証券と楽天証券のアプリは特に高評価です。『ダイヤモンドZAi』の検証ではSBI証券アプリが総合1位、楽天証券アプリ(iSPEED)が2位となりました。情報量が多い中でも見やすく、初心者でも直感的に操作できます。一方、対面証券のアプリは残高照会やニュース閲覧が中心で、ネット証券に比べると機能が限定的です。
サポート体制で比較
ネット証券は店舗を持たない代わりに電話やチャットでのサポートを提供しています。質問はFAQで自己解決できる場合も多く、基本的に自分の判断で運用しますが、手続き上の不明点などはコールセンターで丁寧に対応してもらえます。一方、大手証券や銀行では担当者による対面サポートがあります。気軽に相談できる反面、高コスト商品を勧められるケースもあるため注意が必要です。
比較結果まとめ:どの証券会社が初心者におすすめ?
それでは以上を踏まえ、主要証券会社の特徴を比較表にまとめます。初心者目線で各社を評価すると以下の通りです。
証券会社 (おすすめ度) | 手数料 | 取扱商品 | NISA対応 | アプリ | サポート |
---|---|---|---|---|---|
SBI証券 (◎) | ◎ 国内株手数料0円 | ◎ 投信2600本以上米国株○ | ◎ つみたて&新NISA万全 | ◎ 高機能 | 〇 電話・チャット対応 |
楽天証券 (◎) | ◎ 国内株手数料0円 | ◎ 投信2500本以上米国株○ | ◎ つみたて&新NISA万全 | ◎ 使いやすい | 〇 電話・チャット対応 |
松井証券 (〇) | ◎ 50万円/日まで無料 | 〇 投信1800本以上 | 〇 対応あり | 〇 シンプル | 〇 電話対応 |
マネックス証券 (〇) | 〇 格安水準 | 〇 投信1500本超米国株◎ | 〇 対応あり | 〇 標準的 | 〇 電話対応 |
メガバンク系 (△) | △ 手数料高め | △ 商品数限定気味 | △ 最低限 | △ 標準的 | ◎ 店舗相談可 |
野村證券 (△) | △ 手数料高い | 〇 商品は豊富だが高コスト | △ 最低限 | △ 情報閲覧中心 | ◎ 店舗相談可 |
◎:非常に優れている、〇:良い、△:やや劣る
上記の比較から、特におすすめなのは SBI証券と楽天証券の2社です。手数料の安さ、商品の豊富さ、NISAとの相性などどれを取ってもトップクラスで、初心者が口座開設してまず失敗のない候補でしょう。
一方、メガバンク系や野村證券など対面型の証券会社は初心者にはおすすめしづらいです。手数料が高く提案される商品も高コストになりがちだからです。実際、「ネット証券とメガバンクではNISAの手数料の安さや選択肢が桁違いだった」と後悔して乗り換えた例もあります。最初からネット証券を選んでおけば後悔する可能性は低いでしょう。
SBI証券
迷ったらまずSBI証券を検討しましょう。口座数業界No.1のネット証券で、手数料・商品ラインナップ・ツールの総合力が非常に高いです。IPO抽選や米国株取引など将来的に投資の幅を広げたい場合にも対応力抜群で、初心者から上級者まで幅広く支持されています。「とりあえずSBI証券の口座を作っておけば安心」と言える万能さがあります。
楽天証券
楽天ポイントを貯めながらお得に投資したい人には楽天証券がおすすめです。楽天カード決済による投信積立で1%ポイント還元を得られ、貯まったポイントで追加投資も可能です。手数料や商品数もSBI証券に匹敵する充実度があり、特に普段から楽天サービスを利用している方にとってベストな選択と言えます。
おわりに
証券会社選びは重要なステップです。迷ったらSBI証券か楽天証券を選べば大きな失敗はないでしょう。本記事の比較結果を参考に、自分に合った証券口座で有利にNISAを活用してください。
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