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今週(3月10日~14日)の実現損益
1.| 合計損益 | +42,891円 |
総じて、相場全体の流れ(セクター動向や海外市場の影響)を把握し、トレンドに沿った取引が利益を押し上げ、一方で急変リスクの高い局面ではポジション管理と損切り判断の適切さが課題と言えます。
銘柄名 | 市場区分 | 実現損益(円) |
---|---|---|
三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306) | プライム | +49,710 |
日本ヒューム (5262) | スタンダード | +14,225 |
SBIリーシングサービス (5834) | プライム | -8,156 |
キリンホールディングス (2503) | スタンダード | +6,678 |
NEXT FUNDS TOPIX連動型ETF (1306) | プライム | -32 |
NEXT FUNDS 日経225連動型ETF (1321) | プライム | -11,348 |
高島屋 (8233) | プライム | -5,433 |
荏原製作所 (6361) | プライム | -7,349 |
損益合計 | +42,891 |
✅ 今週の投資結果のポイント
- MUFJは悩みましたが昨年購入していたものを100株だけ利確(+49,710円)
- 先週購入していた日本ヒューム(+14,225円)もプラス寄与
- 日経平均38,000付近で購入していた(日経225、TOPIX)一部ポジション調整
- 荏原製作所、高島屋は含み益が今月の急落でマイ転したため損切
2. 今週の買い増し銘柄(日本ヒューム、NTT)
今週は3月11日に日本ヒューム(5262)を300株、NTT(9432)を500株それぞれ買い増ししました。以下では各銘柄の購入理由と今後の見通し、リスク要因を分析します。
- 日本ヒューム(5262) … コンクリートパイルや下水道管などを手掛ける建設資材メーカーです。購入理由は、業績好調と増配への期待です。同社は直近の2025年3月期第3四半期決算で売上高286億円(+17.7%)、四半期純利益30.79億円(+134.2%)と大幅増収増益を達成しました。好調な下水道関連事業を背景に通期業績予想も上方修正され、営業利益前期比+37.5%増と大幅増益見通しです。加えて、配当も前年25円→今期38円と増配予定で株主還元を強化しており、業績・配当両面で魅力が高まっています。株価指標面でもPER約10倍台と割安感があり、好業績にもかかわらず見直し余地があると判断しました。今後の見通しとしては、公共インフラ投資や再開発需要の追い風で受注が伸び、業績拡大が続く可能性があります。ただしリスク要因として、建設業界は景気変動の影響を受けやすい点が挙げられます。実際、同社も下期は建築資材価格高騰や民間建築の遅れなど不透明感が強いとして慎重な見通しを立てています。原材料費の高止まりや公共事業予算の変動によっては利益率が圧迫されるリスクもあり、業績動向を注視したいところです。
- NTT(日本電信電話株式会社 9432) … 国内通信最大手であり、幅広い通信インフラ事業を展開しています。購入理由は、安定した収益基盤と高配当・増配傾向による株主還元の魅力です。NTTは毎期着実に業績を伸ばし、14期連続で増配を続けています。2025年3月期も1株あたり5.2円※の配当予想(※株式分割考慮後)を発表しており、前年からわずかでも増配を継続する見込みです。現在の予想配当利回りは約**3.5%**と市場平均を上回る水準で、長期保有によるインカムゲインを狙える点は中堅個人投資家にとって魅力的です。またNTTは固定通信やデータ通信で国内随一の地位を持ち、5Gや光回線、データセンターなど将来の成長分野への投資も積極的です。AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展で通信需要が増える中、安定成長+高配当というバランスの取れた投資先として買い増しを判断しました。今後の見通しとして、通信インフラ需要の底堅さから業績は堅調が見込まれ、加えてNTTは固定費削減やグループ再編による効率化で利益率向上にも取り組んでいます。ただしリスク要因として、政府の規制や競争環境があります。総務省による携帯料金引き下げ圧力や、新規参入・他社との競争激化により収益が伸び悩む可能性は否定できません。また設備投資負担も大きく、5G/6Gや海底ケーブルなど将来投資が想定以上に膨らめばキャッシュフローを圧迫する懸念もあります。それでも通信は生活インフラであり業績のブレは小さいため、長期保有前提では許容範囲と判断しています。
来週(3月18日~22日)の投資戦略
来週は水曜日(3月20日)の日銀政策決定会合と、3月19日(火)~20日(水)の米FOMCが市場の主要テーマとなります。この2大イベントがマーケットの方向性を大きく左右すると考えられるため、慎重なポジション管理が求められる局面です。
1. VIX指数(恐怖指数)、強欲指数の動向
直近のVIX指数は持ち直し(低下傾向)し、市場のボラティリティは低下しています。さらに、CNNの「恐怖&強欲指数(Fear & Greed Index)」も楽観的な水準に移行しつつあります。これらの指標は、市場が楽観ムード(直近の急落相場が底をついたと判断している)に入りつつあることを示していると思えます。
📌 市場が楽観的になったときこそ注意が必要!
- 楽観相場では一時的に株価が上昇することがあるが、突然の「トランプ砲(米国関税政策の変化や突発的な発言)」によるリスクを考慮すると、過度なリスクテイクは避けたい。
- VIX指数が低い=市場参加者がリスクを過小評価している可能性があるため、大きなイベント前にはポジションを軽くしておくことが得策。
2. FOMC & 日銀会合の影響
- FOMC(米連邦公開市場委員会)
今回のFOMCでは、FRB(米連邦準備制度)が金利据え置きを決定する可能性が高いが、市場は次の利下げ時期を探っている。
もしパウエルFRB議長が「インフレ懸念が残る」と発言すれば、利下げ期待が後退し株価にはネガティブな影響が出る可能性あり。逆に、**「年内利下げ示唆」**の発言があれば、市場はリスクオンに傾く可能性も。 - 日銀政策決定会合 植田日銀総裁は慎重なスタンスを維持すると考えられるが、一部の市場参加者はYCC(イールドカーブコントロール)の更なる修正や、マイナス金利解除の可能性を警戒している。もし、日銀が金融引き締めに動く場合、円高圧力が強まり、日本株にネガティブ要因となる可能性がある。
📌 投資戦略としては「一旦ステイ」?
- 重要イベント前に大きなポジションを取らず、ポートフォリオを防御的に維持するのが賢明。
- 高ボラティリティの銘柄(小型株・グロース株)は一時的に手仕舞いし、ディフェンシブ銘柄(通信・インフラ・食品・高配当株)に資金を移動するのも選択肢。
- もし市場がFOMC後に過度な楽観ムードになった場合、逆にリスク回避の売りが入る可能性もあるため、上昇相場でも慎重に。
【参考資料】
- 株探ニュース「週間ランキング【業種別 騰落率】 (3月14日)」
- 株探ニュース「週間ランキング【値上がり率】 (3月14日)」
- 株探ニュース「今週の話題株ダイジェスト (3月10日~14日)」
- ロイター通信「米国株式市場=急落、景気後退懸念で関税合戦が影響 (3月10日)」
- ロイター通信「米国株式市場=急反発、今週は関税政策で翻弄 (3月14日)」
- Minkabuニュース「日経平均 大引け|小反発、停戦案受け入れ好感 (3月12日)」
- Yahooファイナンス企業情報 – 日本ヒューム・NTT
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